川崎富作先生

1925年(大正14年)  東京・浅草に生まれる。
1948年(昭和23年)  千葉医科大学附属医学専門部卒
1950年(昭和25年)  日赤中央病院(現・日本赤十字社医療センター)小児科勤務
1957年(昭和32年)  医学博士の学位を受ける。
1961年(昭和36年)  川崎病第一例に遭遇する。
1967年(昭和42年)  アレルギー誌に川崎病の原著発表。「指趾の特異的落屑を伴う小児の急性熱性皮膚粘膜琳巴腺症候群」(MCLS)50例を報告。
1973年(昭和48年) 日本赤十字社医療センター小児科部長に就任
1974年(昭和49年) 第2代厚生省川崎病研究班長
1979年(昭和54年) 『ネルソンの小児科学書』が独立病と記載される。この疾患の最初の報告者である川崎富作の名前を取って「川崎病」と呼ぶようになる。
1980年(昭和55年) 第16回国際小児科学会(Ballabriga会長、バルセルナ)において初めて川崎病のシンポジウム(座長を務める)が持たれる。
1986年(昭和61年) 第4回 Behring・北里賞受賞。
1987年(昭和62年) 第33回武田医学賞受賞「川崎病の発見とその疫学・診断治療に関する研究」。
1988年(昭和63年)  日本医師会医学賞受賞「川崎病に関する研究」
1989年(昭和64年)  朝日賞受賞「川崎病に関する研究」
米国心臓協会(AHA)学術集会でT. Duckett Jones Memorial Lectureとして講演。全員のスタンディングオベーション。
1990年(平成2年)  日本赤十字社医療センター退職
川崎病研究情報センター設立(後に、日本川崎病研究センターに発展)
1991年(平成3年)  第81回日本学士院賞受賞「川崎病の診断の確立・治療及び疫学に関する研究」
1996年(平成8年)  第12回東京都文化賞受賞。
1999年(平成11年) 特定非営利活動法人日本川崎病研究センター理事長
2006年(平成18年)  第1回日本小児科学会賞受賞
2010年(平成22年) 東京都名誉都民