川崎病病初期における末梢血好中球数および幼若好中球数
アイリス福祉会、京都府立医科大学大学院研究科小児内科:○尾内善四郎 京都府立医科大学大学院研究科小児内科:浜岡建城、坂田耕一、小澤誠一郎 京都第二赤十字病院小児科:清沢伸幸、伊藤陽里 ポリグロビンN市販後調査参加施設 |
[背景]川崎病病初期でも好中球減少は稀でない。 [目的]病初期における末梢血好中球数及び幼若好中球数を明らかにする。 [方法]川崎病患児75症例。10病日以内且つIVIG治療群に関しては治療前で、白血球数、好中球数(正常:2000−5500/cmm)、幼若好中球数(正常:430−1400/cmm)を検査した。 [結果]反復検査を含めて97検体。10病日間の全検体に関する好中球増多、正常、減少は夫々66、31、3%、また幼若好中球増多、正常、減少は夫々32、42、26%であった。3−7の各病日で好中球増多の頻度は67−73%、幼若好中球増多は18−53%に亘った。一方、好中球増多の内、幼若好中球の増多を呈する割合は25―73%であった。 [総括]病初期の病態は一様でなく、又個々の症例における発症7日間の推移をみても、これらの変動が大きい キーワード: 幼若好中球数 病態 発症早期 |
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川崎病急性期にみられる血清ナトリウム値低下について
東邦大学大橋病院小児科: ○道海秀則、二瓶浩一、四宮範明、青木継稔 |
<目的>川崎病急性期にみられる血清ナトリウム(Na)値低下の頻度や意義を検討すること。 <対象と方法>対象は典型的急性期川崎病患児70名。血清Na値が入院後解熱するまで、あるいは第9病日に至るまでに135mEq/L未満を呈した例(以下低Na例)と135mEq/L以上の症例(正Na例)について、一般検査指標を中心に後方視的に検討した。<結果>低Na例は50例(70%)に見られた。原田スコアの各項目について検討したところ低Na例は正Na例に比較して全ての項目において有意に悪化していた。尿中Na排泄は低Na例において低値であり、尿比重は両群間に有意差を認めなかった。 <まとめ>川崎病急性期経過中には高頻度に血清Naの低下が認められた。原田スコアの各項目との比較からは、これらの項目に匹敵する炎症指標になりうると思われた。一方尿所見の検討からは尿中Naの排泄は低下しており、川崎病急性期にみられる血清Na値低下は、従来から指摘されているように第三相への移動が主たる要因と考えられた。 キーワード: ナトリウム 川崎病 原田スコア |
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川崎病の早期診断におけるγGTP値の有用性についての検討
鹿児島市医師会病院小児科: ○益田君教、鮫島幸二 鹿児島大学大学院小児発達機能病態学分野:野村裕一、武井修治、吉永正夫、河野嘉文 |
目的:川崎病(KD)の早期診断におけるγGTP値の有用性について検討した. 方法:KD群は,平成11年1月から平成15年5月の間に発症4日以内にγGTPを測定しえた5才未満のKD確実例63例.対照群は発熱4日以内の肺炎,気管支炎などのCRP陽性5才未満の患児70例. 結果:γGTP値は対照群の17.1±8.2IU/lに比較し,KD群では81.8±75.5IU/lと有意に高値であった(p<0.0001).γGTP 26IU/l(対照群の平均+SD)以上を高値とすると,KD群では63例中39例(61.9%)が高値で,対照群のγGTP高値例は70例中4例(5.7%)のみであった.KD63例中,入院時発熱以外のKD主要症状が4症状以下であった34例のうち,γGTP高値は17例(50%)であった.したがって,γGTP値はKDを早期診断するための補助検査のひとつとして有用と考えられた. キーワード: 川崎病 γGTP 川崎病早期診断 |
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