川崎病の冠動脈病変に対するガンマグロブリン療法の有効性〜meta-analysisによる評価
横浜市立大学小児科:○森 雅亮、梅沢礼美、黒澤るみ子、今川智之、片倉茂樹、横田俊平 |
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川崎病に対する大量ガンマグロブリン(IVGG)療法の導入により、冠動脈病変(CALs)の発症を抑制することができるようになった。今回、我々は無作為対照研究を実施した報告例を文献的に収集しmeta-analysis法を用いて、IVGG療法のCALsの発症抑制に対する効果をまとめた。対象は1984年から2000年に公表されNational Library of Medicine (MEDLINE)にて検索し得た18文献、4,105例で、総IVGG投与量、投与方法、発症後30日および60日でのCALの有無を検討した。IVGGは用量依存的に(p <0.0001)、かつ単回投与の方が分割投与より有意に(p <0.0001)、CALsの発症を抑制することが判明した。この所見を踏まえて今後IVGGの投与量、投与法を検討するべきであると考えられた。 |
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急性期川崎病治療におけるγグロブリン療法 〜当院での投与状況
倉敷中央病院小児科: ○脇 研自、新垣義夫、馬場 清 |
当院ではγグロブリン療法(IVGG)は原田のスコアを参考にし原則としてまず1g/kg投与しその反応により追加投与の要否を判断している。 【目的および対象】1998年1月から2002年12月の間に当科の方針に従って入院治療を行った川崎病患児のべ133人(再発4例、再々発1例)について後方視的に検討した。年齢は1か月〜10歳(中央値1歳)。 【結果】IVGGは111例(83.5%)に投与され、69例(51.9%)が1g/kg単回投与で、8例(6.0%)が2g/kg単回投与で軽快した。追加投与を必要としたのは一回追加20例、二回追加13例、三回追加1例の計34例。IVGG投与せず抗炎症剤のみで軽快したものが22例(16.5%)にみられた。エコー上冠動脈病変の残存は9例(7.1%)、内8例に造影検査を施行したが病変がみられたのは2例(1.6%)のみであった。 【結論】1g/kg単回投与のみで軽快する症例も相当数あり、1g/kgを初回投与しその反応をみながら追加投与を考慮する方法が良いと考える。 キーワード: 川崎病 治療 γグロブリン療法 |
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川崎病のグロブリン治療プロトコールの検討
名古屋第二赤十字病院小児科: ○岩佐充二、福田 革、佐野洋史、安藤恒三郎 |
ステロイドを使用しないでポリエチレングリコール処理 グロブリン(GG)を投与し、解熱しない場合はGG追加投与を繰返すという治療プロトコールの成績を検討した。99年7月から03年6月に8病日以内に入院し、入院時冠動脈障害 (CAL) を認めなかった定型例148例を対象とした。リスク判定は岩佐の方法で、ハイ・リスク児は102例であった。GGの初回投与量2g/kgが103例、1g/kgが33例、追加投与は59/148例(40%)、再追加投与は16/148例、血漿交換を行ったのは3/148/例であった。GGの総使用量は一人当り2.30g/kgであった。ハイ・リスク児でGG治療したのは98例で、CAL有りは5例(最大径3.0-3.4mm)であった。ロウ・リスク児でGG治療したのは38例でCAL有りは2例で、3mmと4.3m(9才女児)の拡張であった。全体のCAL例は7/148例(4.7%)であった。 キーワード: 川崎病 グロブリン 治療プロトコール |
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