川崎病における末梢血CD14陽性単球/マクロファージのFcγ受容体発現に対する免疫グロブリン療法(IVIG)の影響
| 山口大学医学部小児科 市山高志 金子美保 松原知代 古川 漸 |
【目的】IVIGの作用機序を解明するためにCD14陽性単球/マクロファージの免疫グロブリン受容体FcγR発現に対するIVIGの影響を検討した。
【方法】川崎病患児の末梢血CD14陽性単球/マクロファージにおけるFcγRであるFcγRIIb(CD32b)およびFcγRIII(CD16)の発現をIVIG前後でフローサイトメトリーを用いて測定した。
【結果】FcγRIII発現はIVIG前に有意に増加しており、IVIG後すみやかに正常化した。またIVIG後のFcγRIIb発現増加は認められなかった。
【考察】川崎病におけるIVIGの作用に関してはinhibitory receptor(FcγRIIb)の発現増加はみられず、activation
receptor(FcγRIII)の発現低下であることが示唆された。IVIGのFcγR発現に関するin vitroの成績も合わせて報告する。
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