狭心症で入院した画像診断は川崎病による冠動脈損害と認める成人症例の二例
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大連医科大学付属第一病院 劉 俊 鄭 暁群 周 旭辰 于 文信
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【症例1】女性37歳、14年前より労作時に前胸部圧迫感あり、時に左肩に放散する鈍痛を伴った。胸痛は頻繁となり入院。小学生の頃、長春市で発熱、関節痛、発疹などの症状でリュウマチ熱と診断された既往あり。入院後、冠動脈撮影で左冠動脈主幹部完全閉塞。右冠動脈は最大径13-15mmの瀰漫性拡大で近位部に75%狭窄あった。内科的治療で病状安定し退院したが、1年以後に狭心症が再発し院外死亡した。 【症例2】女性26歳。2ヶ月間の労作時胸痛で入院。9歳時に2ヶ月続く低熱、頚部リンパ節腫大の既往あり。MSCTで左冠動脈主幹部中度狭窄、分岐部に石灰化を伴う巨大瘤あり。CABGで治療された。
これら2例は急性期の症状は既に明確に記憶されていないが、川崎病による冠動脈障害と思われる。今回、中国における成人した川崎病の例として報告した。 |
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乳幼児期の川崎病による冠動脈瘤退縮後、成人期に心内膜下梗塞を発症した一例
国立循環器病小児科 津田悦子
国立循環器小児科 黒崎健一 羽二生尚訓 越後茂之
国立循環器放射線科 内藤博昭
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| 【症例】24歳 男 1歳時川崎病に罹患し、選択的冠動脈造影(CAG)で右冠動脈瘤4.8mm、左冠動脈瘤6.0mmと診断された。ジピリダモールが開始された。2歳時のCAGでは退縮がみられ、投薬が中止された。9歳時にCAGが施行されたが、造影上正常範囲であった。24歳時夜、仕事中胸痛がみられた。1週間後A病院を受診し、12誘導心電図(ECG)でV4、V5の陰性T波をみとめ、当院への受診を勧められた。EBCTを施行し、左室前壁内膜側にLate enhancementがみられ、同部の壁運動の軽度低下がみられた。CAGでは有意な局所性狭窄、閉塞はみられなかったが、心尖部前側壁の壁運動の低下が疑われた。LAD領域の心内膜下梗塞と診断した。アスピリンの内服を開始した。胸痛発症から2か月後の心電図(ECG)ではV4、V5のT波は陽性となっていた。 冠動脈瘤の退縮後、有意狭窄がない場合でも成人期に心筋梗塞を発症する場合がありうる。 |
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1施設で観察した川崎病の予後
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土浦協同病院小児科 渡部誠一 太田哲也
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【目的】1施設で観察した川崎病の予後を検討した。
【方法】1975-2004年に当院で急性期から診療した川崎病796例,発症年齢1ヵ月-13歳,平均2.2歳,男女比1.33。経過観察の結果をまとめた。
【結果】冠動脈病変は129例,16.2%で,巨大冠動脈瘤16例,2.0?%,冠動脈瘤26例,3.3%,自然退縮87例,10.9%。巨大瘤の7例が瘤内血栓症を合併して血栓溶解療法を施行,6例が狭窄性病変を来して1例でPCIを施行。その他,神経調節性失神1例,右冠動脈左バルサルバ洞起始2例,急性リンパ性白血病1例,骨肉腫1例,自閉症4例,アスペルガー症候群1例。死亡例は4例,心室頻拍(7病日),肝不全(55病日),心筋梗塞(発症後4ヵ月),突然死(発症後18年,冠動脈病変無し,発症6年目に心室性期外収縮3連発あり)。
【考察】冠動脈病変は巨大瘤の予後が悪く,瘤内血栓症や狭窄性病変へ進行し,血栓溶解療法,PCIは有用。冠動脈病変が無い突然死,神経調節性失神,悪性腫瘍合併,自閉症合併等が注目される。
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