川崎病の歴史から病因を探る

 麻生誠二郎主任研究者を中心に今年度は昭和元年(1926)から昭和23年(1948)の日本小児科学会雑誌につき、川崎病と診断しうる症例の有無を調査した結果、川崎病としうる症例報告はみられなかった。

 また武村民子研究者による1945年から1957年までの日本剖検輯報が発行されるまでの東京地区2大学(東京大学と東京医科歯科大学)の剖検台帳の検索では明らかな心冠動脈血管炎の記載例は確認できなかった。

 更に、渋谷紀子研究者による昭和15年から18年の東京大学小児科入院病歴の調査では明らかに川崎病であったと考えられる症例は存在しなかったと結論された。

 
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